モロッコの港町タンジェへ
フェズでのスーク探索を楽しんだ後、次なる目的地スペインへ向かう為にジブラルタル海峡の玄関口タンジェへ向かいます。
シディ・カセム
フェズからタンジェまでは電車で向かう。
今日はスペインのロンダまで一気に移動したかったのでまだ暗闇の早朝フェズを出発した。
途中シディ・カセムで電車を乗り換える。
その待ち時間に発見した風景。
電車が到着。
さて、乗り換えて今度こそタンジェへ向かいます。
タンジェ
これから列車に乗って南に向かう人、迎えの人、降りてタンジェに来た人・・・
とにかく凄い人込み。
人々のエネルギーに圧倒される。
で、いうまでもなくフェズのようにタクシーが捕まらない。
こちらのタクシーは乗り合いの為、まとめて同じ場所に運びたいし、面倒な観光客を避けて現地人を優先して乗せるからだろう。
なので、目的地のフェリーターミナルから少し離れた広場の名を告げる事に。
そうしたら結構すんなりゲットできました。
といっても15~20分ぐらいはタクシーと格闘してましたが・・・
太陽がサンサンと降り注ぐ広場。
まずはフェリーのチケットをゲット。
出発まで2時間あるのでゆっくりと昼食を食べる事に。
モロッコの最後のご飯はマトンのケバブ。
思ったより臭みが少なく結構イケル。
ずっと私のケバブを狙っていた猫。
少し、肉をあげてほっといたら、どんどん要求はエスカレート。
最後の一切れだと気付くとテーブルに乗りかかってきた悪いやつ。
嫁さんが、NETで調べていた情報だと・・・
最近日本人になりすまして違法にスペインに出国する(偽造パスポートで)アジア人が増えている為、出国を拒否されるという話があった。
そういった場合は外務省に電話してくださいみたいなものでしたが・・・
それにビクビクして、イミグレーションへ向かうとやっぱり面倒な事に。
欧米人が普通に通過しているのに、ダウンステアーのツーリストオフィスへ行けと。
下に降りてもそんなオフィスは見つからない・・・
車で出国する人の列に並んでみるも、いっこうに進まず・・・
親切なスペイン人がそんな決まりはないはずよ。
上行って御覧なさいと・・・
上に行くと、すぐ下のポリスの所へ行けと・・・
と、それらしきところにノックして入るけど、全く無視。
「エクスキューズミー!」
と声を張り上げてパスポート見せてスペインに行きたい事を告げる。
目を一度も合わさずにゆっくりと戸棚を開けるポリス。
印鑑を取り出し、ポンとスタンプを押してくれた。
それで、ようやく通常の出国審査をする事ができたのですが・・・
コレは日本人に対する嫌がらせ?
他の国の人たちは全くそんな手続き要らなかったのに。
本当に、モロッコからスペインに渡る方はこの辺の情報はチェックしておいたほうがよさそうです。
かなりドキドキしました。
当時の状況ですので現在はだいぶ改善されているかもしれません。
モロッコ出国時の注意(外務省・海外渡航情報)というページがあったのですが現在はリンクが切れていました
さっきまでのドキドキのせいでなんでも素晴らしく感じてしまう(笑)
でっかいコンテナ。
出発時間を過ぎてもいっこうに船に乗れない・・・
スペインから到着した船から車が次々と出てきて途切れない。
結局1時間半以上待たされて出発・・・
もうすっかり夕暮れ。
おかげでいい夕焼けを見ることはできたんですけどね。
このままではスペインのロンダまで移動するのは絶望的。
タンジェのメディナに沈む夕日。
海に沈むサンセット。
紅い水平線が美しい。
とりあえずモロッコ旅行はココまで、フェズ以外かなりの駆け足で駆け巡りました。
ちょっと欲張りすぎたかなぁ。
でも、フェズだけ見れば充分だと思いました。
それだけ魅力が詰まった宝石箱のような都市。
よかったですよ~。
※この記事は2006年12月~2007年1月の旅行記です。記事の中身は当時のもですので最新の情報をお確かめください。
引き続き下記のリストを選んで旅行をお楽しみいただけます。
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