Helsinki

  • アカデミア書店  フィンランドへの旅行は、この建物の設計者でもある「アルヴァ・アアルト」の建築物を見る為と言っても過言ではない。 アルヴァ・アアルトは「フィンランド・モダン建築の祖」と称され、ユーロ紙幣にも印字されるほどの偉大なお方。 北欧の日差しを充分に取り込んだデザインですばらしい作品が多い。 ここアカデミア書店は、21:00まで営業しているので、飛行機で到着した足で訪れることにした。
  • アカデミア書店  アアルトのデザインは(北欧のデザインは)トップライトが多い。 少ない日差しを充分に取り込む為の手法なのだろう。 写真のような円形のトップライトや中央の巨大なトップライトなど、トップライトを照明としてデザインしている感があった。 なにしろ、この時間(20:00)でもコレだけ明るいのだから・・・
  • アカデミア書店  エスカレーターの下の空間をソファスペースとしていた。 このこんもり感がいい。
  • アアルトカフェ  館内にあるアアルトカフェ。 夕ご飯をここで・・・と思いつつヘルシンキの観光地の一つであるスオメンリンナ島へ行くべく後にする。 明日来よう!
  • アアルト把手  アアルトの建物で多用されている把手。 この把手を上下に重ねるのがアアルト流。 アカデミア書店は3段重ね。
  • アカデミア書店
  • スオメンリンナ島  もう博物館等は閉館している時間に島に上陸。 ホテルの人にはもう行ったら帰ってこれないよと脅されていただけに駆け足で観光。 ここスオメンリンナ島はスウェーデン・ロシア戦争。フィンランド国内戦争などの舞台となった島。 世界遺産にも登録されている観光地。 ヘルシンキのフェリーポートから15分程で到着。
  • スオメンリンナ島  夕日をじっくり眺めることのなかった今回の北欧旅行。 ようやく最後のヘルシンキでじっくり夕日を見ることが出来た。
  • スオメンリンナ島
  • スオメンリンナ島  実に美しい夕焼け。
  • スオメンリンナ島  帰りのフェリーの時間が差し迫っていたのだが、美しい景色に目を奪われ、何度も立止まってしまった。 そのため、最後は猛ダッシュしてフェリーの出発にギリギリセーフのドタバタとなってしまった。
  • ヘルシンキの夕焼け  ヘルシンキの市内に戻ってきたのは、午後10時くらい。 さすがにお腹が減る・・・
  • デザイン・フォーラム・フィンランド  ガラス張りの建物に夕日が写り込み実に美しい1コマ。
  • 朝ご飯  スカンジナビアンスタイルの朝食。 ハムやレタスチーズをパンにはさみハンバーガーに。 ピクルスを入れるとさらに美味しい。 その他シリアルやヨーグルト、ニシンの酢漬けやスクランブルエッグやゆで卵など盛りだくさん。 ホテルのランクによっても内容が違うが、インターネットで予約できるランクの安いホテルで大体この内容。 我々が泊まったホテルはARTHUR。
  • フィンランディアホール  この建物もアルヴァ・アアルト設計のコンサートホール兼会議場。
  • 写真の写真  残念ながら、ホールの内部に入ることが出来なかった。 警備員に頼んでも覗くだけも許されなかったので、館内のポスターを写真撮影・・・ 実物を見れなくて残念だ。
  • テンペリアウキオ教会  スオマライネン兄弟設計の教会。 フィンランド一のお気に入りスポットがここだ。 岩盤をくり貫いて屋根を架けたこの建物は、1969年に完成したと言うから驚きだ。 古さを感じさせないすばらしいデザイン。
  • テンペリアウキオ教会  ヘルシンキのトップページで紹介したように360°同様の屋根が広がる。 ヘルシンキは岩盤の多い地盤でこの巨大な岩盤を活かした教会が出来ないか? といことで、スオマライネン氏らが提案して実現した。
  • テンペリアウキオ教会  天然の岩盤を壁に利用にしている為、岩盤から染み出る水をこのように排水溝を設けて排出している。
  • テンペリアウキオ教会  胴のコイルが巻かれた天井。 この天井は無数の梁に支えられ宙に浮いたような感じを受ける。
  • 屋根  外部から見るとこんな感じ。 ちょっと間抜けである。 小高い岩盤の上は公園状になっている。
  • ヘルシンキ現代美術館「キアズマ」  スティーヴン・ホール設計の美術館。 ギリシャ語の交差するという意味の言葉からイメージされた建物。
  • 影絵  海外の美術館は良く学校の生徒が先生と一緒に来て研修を受けている光景を見る。 子供たちが囲んでいるのは針金で作られた町で、中央に照明がありその周りをゆっくりまわっている。 壁面には活動写真?の一コマのようなギコチナイ動きで町の様子がかわるがわる映し出されていて、とても愉快だった。
  • 影絵  小高い丘や木々の間を抜けた光りが映し出す影はやわらかく美しい。 2重スクロールになっていて、影を見ていると町の中を歩いているような感じを受ける。
  • ヘルシンキ現代美術館「キアズマ」  螺旋スロープが多用されていてエッジの効いた直線と曲線の交錯が見られる。
  • ヘルシンキ現代美術館「キアズマ」    近代的な扉のデザイン。
  • ヘルシンキ現代美術館「キアズマ」  裏側から見た外観。 ちょっといまいち。
  • フィンランド・デザイン・フォーラム    フィンデザインのグッズを取り扱う店舗がいっぱいと地球の歩き方に書いてあったが、特にめぼしいものなく、ビジネスオフィスの為上階には入場できなかった。 求める店舗は、アカデミア書店からアート&デザイン博物館へ続く通り沿いにあった。 そこでは、イッタラのアアルトのフラワーベースを始め、フィンランドのデザイングッズが一同に集まっていた。 (イッタラを始め空港で購入できるものは空港内で購入したほうが免税される為、圧倒的に安いので注意してください。)
  • 郵便局  郵便局の天井である。 この薄い水色の色使いはなかなか出来ない。 フィンランドのお土産のお勧めは、ムーミンレターセット。 郵便局で購入できて、ムーミン切手が6枚+ポストカードの入ったもの。 ムーミン好きにはたまらない。  ちなみにムーミンのマグカップはアラビアというフィンランドの陶器メーカーが販売しています。
  • マクドナルド本社屋  ヘイッキネン&コモン設計のマクドナルドの本社屋。 メッシュの建物とMの文字がかっこいい。
  • アルヴァ・アアルトの自邸  来ましたアルヴァ・アアルトの自邸兼事務所。 中はガイドツアーでのみ入れる.。 アルヴァ・アアルトは1898~1976年。合板曲げ木の家具や、新しい技術、素材を常に取り入れ続けた20世紀を代表する建築家の一人。  アアルトの建築の検索には「アルヴァ・アアルト財団」のホームページをご覧下さい。  →アルヴァ・アアルト財団のHPはこちらから
  • アルヴァ・アアルトの自邸  アアルト財団が説明をしながら邸内を見て回るのだが、フィンランド語での案内だったので、そうそうにガイドを離れて観察した。
  • アルヴァ・アアルトの自邸  不思議な扉・・・
  • アルヴァ・アアルトの自邸
  • アルヴァ・アアルトの自邸  アアルトによるスケッチ。
  • アルヴァ・アアルトの自邸
  • アルヴァ・アアルトの自邸アアルトの自邸
  • アルヴァ・アアルトの自邸
  • アルヴァ・アアルトの自邸
  • アルヴァ・アアルトの自邸  窓際に置かれた鉢植え。 下にはオイルヒーターが設置されている。
  • アルヴァ・アアルトの自邸
  • アルヴァ・アアルトの自邸  階段を登ると暖炉のある小さな居間がある。 ここの雰囲気がとっても良かった。
  • アルヴァ・アアルトの自邸  細長い扉と革貼りのデスクがいい。
  • アルヴァ・アアルトの自邸  1930年に完成した自邸。 全く古さを感じさせない。
  • アルヴァ・アアルトの自邸  周囲は建物に囲まれているのだが、写真にそれらが入らないよう撮影するのに苦労した。
  • 街並み  アート&デザイン博物館のの近くの風景。 ちょうどいいバランスで赤い車が停車しており美しい眺めだった。
  • カフェアアルにて  カフェアアルトにてキングサーモンを食す。 コーヒーカップに刻まれた「CAFE AALTO」の文字がかわいい。 食卓に飾られたITTARAのフラワーベース(サヴォイ)は後で空港でお土産として購入。
  • ワンコイントイレ  北欧のトイレはほとんどが有料だ。この公共のトイレもそう。コインを入れると開く仕組み。 しかし、近未来な建物にひょこんとWCの文字がついているのがいい。
  • 大聖堂  白い外観は北欧にいるととてもまぶしく感じる。  さて、今回の北欧の旅もここまで。 フィンランドは特に時間が足りなく、まだまだ見たいものが沢山残ってしまった・・・ 妻と、何年後かにまた訪れよう!と誓い帰国の途についた。
  • おまけ  空港の売店で買って帰ってきたムーミンガム。 もちろんキシリトール入り。  次はムーミン村のあるナーンタリにも足を伸ばしたい。